でも、それはさらに様々なお金を必要とする場所であり、それを親に言えない私は密かに「おじさん」から援助して
もらうことになった)
(給付型奨学金を得て大学に進学すると同時に「おじさん」とは縁が切れたが、もう思い出したくない「過去」だ・・・)
・・・何をしてるのかしら黒川さんは・・・。
(実家に近い場所で勤務したいという要望がいれられ、とある地方都市の営業所で事務員をしてる沙苗。
半年ほど前に本社からやってきた黒川さんは、何かと不器用で、失敗も多い。私がフォローしてるけど、反抗する
ことも多く・・・)
・・・電話にも出ないし、どうなってるの・・・?
(業務開始時間になっても来ない黒川さんに苛立ちを隠さない。上司からも無断欠席を疑われ、冷や汗をかきながら言い訳を繰り返す。
そこに、当の黒川さんが何食わぬ顔で出社してきて)
・・・おはようじゃありません。今何時だと思ってるんですか? いつまでも本社気分では困ります。あなたのせいで
どれだけの人間に迷惑かけたかわかってるんですか?
(上司からの圧力もあり、ネチネチと小言を始めてしまい)
【こんな感じでいかがでしょう? あらためてよろしくです】