(美雪に目の前で一気にまくしたてられて、しばらく唖然とするしゅん)
しゅん「あ、え、えーと、(頭の中で美雪の話を必死でまとめて)……要するに
君は夏美の妹で、明日の夕方のコンサートのために上京したと…でも夏美は、
えーと…彼氏とデートの約束が今日あったから出かけたと…」
(なんだ、やっぱ夏美にも彼氏いたのかよ……と内心で残念がるしゅん。大学入ってから
知り合った女の子の中では結構可愛いと思っていたので)
しゅん「――で、美雪ちゃんをアパートに1人置いて行くわけにいかないから、俺を呼んだ…ってこと?
そんなむちゃくちゃな……だって明日までいないんだろ。俺にココに泊まれってか?」
あ、いや、別に急ぎの用事は無いけどさぁ……え?いや、彼女とかも…いないし…
それにしても”美雪”かぁ……え?あ、いや、友達に同じ名前の女の子がいてさ……」