(どれだけ感じても、あれほど喘いでも、何度泣きながらイッても、次に会った時の大貴さんは何もかもすっかり忘れてしまったように、屈託なく爽やかに笑ってくれて)
(その度、ほっとするような胸の内がざわざわするような、落ち着かない感覚を覚える)

…え……ぁ、はい、ごめんなさい、…集中できてなかったのかな
(誰のせいで…とこの際恨み言のひとつも言いたくなるが、デコピンされればテッと顔をくしゃくしゃにする)

ファンサですかあ、でも布面積が多い方がいいって言ってくれる人もたくさんいるのに。
うーん…こ、これくらい…とか…?こんな感じで、どうです?
(どきどきしながら胸元のリボンを少しだけ緩め、上目遣いでカメラに覗かせる。今日の”下着”が見えてしまうだろうかと、羞恥と焦燥に鼓動を早め、顔はいつの間にか紅潮が強まって)