っぐ・・・!
(けっこう説得力ある言い方で、こっちを抑えにきてる。悔しいけど、的確な反論は思いつかなくて)
・・・じゃ、じゃあ、霧香が気に入るベッドのホテルを探せばよかったじゃない。それくらいの調査費は使って当然でしょ?
・・・まあ、今回は許してあげるけど。次はないと思いなさいね!
(フン! てそっぽ向きながら、お姫様みたいに手を取らせてあげる。どこまでも不機嫌って風にしながら、
部屋までついていってあげて)

・・・代り映えしないわね。どうせ一番豪華じゃないんで・・・、
(ラブホテルに部屋の差異があるわけないけど、そんなこと知らない霧香は「自分に相応しい豪華なものを」と
考えてる。それを口にする前に、肩を抱かれて、不意打ちにキスされて・・・)
・・・ん・・・っ。
(・・・実は、キスは嫌いじゃない・・・。好きな人と「結ばれてる」って感じがあるから・・・。でも、それも数秒で
離れちゃって)
・・・それくらい、簡単よ・・・。
(でも、舌を絡めるキスなんて、数えるほどしか経験なくて・・・。だから、かなり乱雑に舌を押し出して、敦さんの
お口に捻じ込んじゃう。舌を絡めるというよりも、舌を挿し込んで動かすだけという状態になってて・・・)