>>366
(朝早くから元気な生徒に少しげんなりしながらも)
ああ、これか。これは谷崎潤一郎の小説だけど
(無視することもできず、めんどくさそうに答えていると、股間にピンポイントで何かが当たり、反射的にびくっとして)
ん?そうだけど…そっ、そうか。仙奈は委員だったか
(少し動揺しながら、身体を横に向けて読書に戻ろうとするが)
………
(内腿を撫でられ始めるのにすぐに気がつき、思わず周囲を見渡すと)
(付近の乗客はつり革を握り自分には背を向けていて)
おっ、おい…
(犯人に気がつくと、思ってもいなかった展開に頭の中はパニックになりながらも)
何やってるんだ、やめなさい
(冷静さを保っているようなふりをして、事をなんとか納めようとして仙奈の耳に顔色を近づけて小声で囁く)