そんなことないからね。大人をからかわないのー!
(褒めるばかりする優くんに調子を崩されて)
(抱き締められると、なんだか母性本能がくすぐられてしまって)
……もう、分かった。分かったけど。
約束。一回だけだよ?
あと………ちゃんと着けてね。
(恥ずかしそうに注意すると、腕の中から抜け出し、エプロンを外そうと背中に手を回す)
(外したエプロンを畳みながら振り返ると)
……えっと、優くんのお部屋…とかでいいの?
…準とか帰ってくるかもしれないし、するなら早くしたいんだけど。
(恥ずかしさを隠すようにサイドの後れ毛を指に絡めて平静を装いながらたずねる)