>>883
(先ほどまで実験でガヤガヤと騒がしかった理科室)
(生徒たちも全員退室し、一転して静けさに包まれた中で)
さて、腹も減ったし、昼飯でも食べるか

(奥の準備室にある鞄から弁当を取り出してきて)
今日は何作ってくれたのかな
喧嘩した翌日だと日の丸弁当だけど、今朝はご機嫌だったから期待できるはずw

(並んでいる大きな机の中から適当に一つを選び、そこの椅子に座ってお弁当箱を開けようとすると)
うわっ!

(いきなり肩に手を置かれただけでも驚いたのに)
へ?愛…妻?

(結婚していることは学校には秘密にしていて、常日頃からばれないように気をつけていたので)
な、何をバカなことを!

(心臓がとまりそうなくらいにビックリしてしまい、驚いて振り返ると)
なんだ、仙奈かw

(そこには愛しい奥さんの顔があり、ほっと胸を撫で下ろしながら安堵の笑みを浮かべると)
ビックリなんてもんじゃないよw
そっか。そういえば最近忙しかったから、あんまり一緒にいられなかったっけ

(仙奈に後ろから抱きつかれると胸の柔らかみが背中を通じて伝わり)
おい、こんなとこでダメだって
誰か来たら冗談じゃ済まないんだぞ

(最近ご無沙汰だったせいか体が疼くのを感じながらも)
ほらほら、早く教室に帰った
(素っ気なく何事もないかのように弁当箱を開けようとする)