(閉めようとしたドアを手で押さえられるとびっくりして)
ちょっと。なにやってるんですか‥?
(かなり目が覚めてさっきまでとは違うはっきりとした目つきで振り返ると)
はい?そうですよ
これが僕のバッグだって知り合いに聞いたらいくらでもそうだって証言してくれますから
(あっという間に部屋の中に入り込まれ)
何をやってるんですか?ここは僕の部屋ですよ
(部屋の奥へと入ってく婦警の背中ひ慌てて抗議しながら続き)
何かそんな疑わしいことでもありました?
(婦警のただならぬ様子にこちらも少し恐怖心を覚え促されるままにソファーに座ると)
名前ですか?櫻井優です
免許証は…
(ソファーの背もたれにかけていたジャケットの胸ポケットから財布を取り出し免許証を出すと)
どうです?本人に間違いないですよね?
(よく分からないが何か疑っている様子の婦警に少し腹立たしくなり棘のある言い方で言い返す)