(疲れのあまりのせいか腕で目を隠しながら)
んー?
(何か音が聞こえたような気がしたけどそれにはこたえられず)
はぁ。このまま寝ちゃいたいなぁ…
(誰もいないと思って独り言を漏らしているとドアが閉まった音に驚き)
ああ…仙奈さんか
(聞き覚えのある声に慌てて腕をどあして上半身だけ起き上がると)
コーヒーありがとう
でも今夜はどうもそういう気分じゃなくて、ちょっと静かに休んでいたいから、うん、そこに置いといてくれる?
(サイドテーブルに置かれたコーヒーを一瞥してから再びベッドに寝転がって)
ん?マッサージ?
忙しくないんだったらお願いしたいけど、大丈夫いま?
(今の気分からすると甘い誘惑にも似た言葉につい乗りたくなってしまう)