楽しみにしてたのは、猫のほうで、仙奈の分はちがうもんっ!
(首を振り、誤解を解こうとして)
そんな良いものじゃないと思う、けど……。
て、優くんめっちゃ黒似合うねっ!
(会話しながらも、黒のシャツとスラックス姿になる優くんに、自然と見惚れる)
(格好良い姿に猫耳のアンバランスさが可愛くて微笑むと)
うん!いるいるw
それなきゃ猫になれないもんw
えっ、と……
(気付けば壁と優くんに挟まれ、逃げ場もなくて)
(強い眼差しに少し黙り込むけど、諦めて頷き)
もう、分かりましたっ。
(紙袋を起き直すとスクエアネックの薄紫のリブニットを脱ぎ、膝丈のオフホワイトなフレアスカートをすとんと床に落とすと上下白のレースの下着になる)
(すぐに黒のミニワンピを着ると、背中のファスナーを上げて、見えないようにと恥ずかしそうに下着を脱いでから代わりにオレンジの下着を履く)
(最後にお揃いのリボンをハーフアップにしていたヘアゴムを飾るようにつけて)
……短すぎ、だと…思うっ。
(今にも見えそうな丈のワンピースの裾を両手で引っ張りながら、真っ赤な顔で見つめ返す)