(沙耶香を前に、ママのことを話しだすお義父さん。それを聞くたびに心の奥が少し痛い。だって、そこに沙耶香はいないんだから)
そう、そんなに似てるんだ。
(どれとなく受け答え。なんとなく面はゆい感じもするけど、それでお義父さんの気分が晴れるなら・・・。と、思ってたら、
沙耶香のことになっていって)
そ、ね・・・。私の娘だし・・・。
(一気に居心地悪くなっちゃう。これは早く寝かせちゃうに限る。スーツは、もうクリーニング出すって言ってるし・・・)

んひゃ・・・っ!?
(いきなり、身体を起こしたお義父さんに抱きつかれちゃう。飲酒のせいで上昇してる顔の温度が首筋に感じられて、
沙耶香の体温も上昇中。いつか、沙耶香もママみたいに・・・)
・・・、
(お酒臭い息にちょっと顔をしかめながら、沙耶香からも手をまわしてお義父さんを抱きしめて・・・)