(休日のオフィスにキーボードを打つ音が響いて)
(最後の書類を仕上げると、両腕を上に伸ばして小さく息を吐く)
んーっ。終わりましたあ。

(事務用の椅子から立ち上がると、向かいの机で作業をしている優くんの元へ向かい)
優先輩、今日はお休みに付き合わせちゃってすみませんでした。

でも、先輩が居てくださったので、すごく早くできちゃいましたっ。
(頭を下げてから、笑顔でお礼を告げる)
(前々から良いなと思っていた人との二人きりのチャンスに、お気に入りの濃いグレーのスーツに、胸元の開いたブラウス姿で)
予定とか入ってたりしなかったですか?
(そっと腕のあたりに触れながら、軽く首を傾げる)