>>872
(窓の外を見て気分を紛らわせながら)
気にしなくていいさ。どうせつまらない用事なんだから

(ちらっと仙奈を見て)
他に誰もいないからゆっくりしてていいぞ
なんなら応接室のソファーで休んでてもいいから

(早くこの重圧から逃れようと仙奈に距離を置いてもらおうとすると)
ん?予定通り?

(小悪魔のように微笑む仙奈にゾクッとしたものを感じて)
わざと…?どういう意味だ?

(体を硬直させたまま仙奈が耳元に顔を寄せてくると急激に心臓の鼓動が高まってきて)
おい。ふざけるなって…
(からかっているのか本気なのか分からないような言葉に動揺を隠せず、
振り払うかのように椅子を反転させて仙奈に背を向ける)