(口内で絡まる舌は力強く舌先を捉え奥まで吸われ)
ん…欲しい…

(もっととねだるように、自分からも舌を絡めに行くと再びサッと距離を取られ、次の瞬間、ホテルのカーテンを一気に引き明けると、外の健全な明るさが室内に広がり)
(窓の外にはいくつもビルが並んでいて、年末らしい慌ただしく足早に動く人影も見られて)

えっ、だって…でも…
(躊躇しながら窓枠に手を置いて、スカートを翻して何もつけていない白い肌を直樹に向け)

こう?