>>613
いい事を思い付いた
その手で俺を直接殺すっていうのはどうだろう
俺も鞠音には謝罪の気持ちが大いにある
叶うことなら何度離れたとしても、また何度でも再会して、鞠音の気が済むまで、その度、精算の場を作ってもらえればどんなにありがたいことか
と、つねづね思っていた

だけどこんなものは俺の自己満足でしかないし、それに今は俺も既婚者で、ここで時間を割くにも在り方にも限りがある

だけど今だけ気持ちが変わってます

今から鞠音を待ってみます
スルーもOK罵倒罵声だけでもOK
でももしも一日だけ会えるのなら、その手で俺を殺してください

って、これで合鍵の男が俺の事じゃなかったら恥ずかしいにも程がある、が、まあ俺なんて人間はそもそも全身、乳頭の先までぬっちょりと赤っ恥で塗り固められているから、良しとする

時生