景品はなにかなっ、なにかなっ。
(子どものように顔を揺らしながら)
(車が駐車場に停まると外を出る圭吾の姿を見てから自分もドアを開けて)
うー、寒いね。ミニーちゃん羽織らなきゃ!
(後部座席のドアを開くとミニーちゃんのポンチョを手に取り羽織ると先を歩く圭吾の後ろを追っていき)
(伸ばされた手に自分の手を伸ばして握ると、暖かいぬくもりにホッと安心して笑みがこぼれ)
とうちゃーく。
……うわあー…
ねえ、すごく綺麗に見えるね、ここ。
(広場に着くと手を握ったまま夜空を見上げると、満点の星空にしばらく言葉をなくして)