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(頑なに拒みつづける優くんの態度と言葉に少しずつ冷静になると、自分の行為が恥ずかしくなって)
(触れていた手を離し、膝の上から降りると)
……ごめんなさい。
ちょっと悪戯しすぎたよね。

でも、こんなに嫌がるとは思ってなかったんだもん。
こんな感じの好きな人もいるって聞いたことあるし…優くん昔から私が悪戯しても着いてきてたから嫌いじゃないのかなあって。
(優くんの顔を見れないまま言い訳を並べる)

待ってね。今、外すから。
(再び近付くと腕のストールを解いて、たたみなおし)
(それを両手で握りしめ赤くなった顔を隠すようにしながら、不安げな瞳で見つめ小さく口を開く)
ごめんね…もうしないから、許してくれる?

今日の私、変だったかも。
慣れないことばっかりで緊張してたみたい。
だから、その……つまりね?
…今日のことは内緒にしてほしいのっ。
(視線を少し彷徨わせてから、意を決してお願いすると同時に頭を下げ)
(きゅっとストールを握りしめる手に力が入る)

家でのこともそうだけど、電車でのことも……。
まだ実習始まったばっかりだし、ちゃんと単位取らないと卒業とかも影響しちゃうから。
変な噂とか立つと困るの。
(優くんの反応をうかがいながらも、自分の都合を押し付けて)