でもずぶ濡れよりはいい、のかな?
傘も使えないし、さすがに雨晒しは…ね。
そうなんですね。
今まで生まれてから幸いなことにそこまで大きな災害に遭ったことないので、全くの無知なのです。
だからこういう私みたいな人がいざというときに、あわあわしちゃうんだろうなって。
その点、圭吾さんは強いです。
ううん。あれくらいとかそんな微力的なこと言わないで。
私からしたら、すごくすごくその優しさが支えになったよ。
ありがとう、圭吾さん。
(再び重なる唇に愛しい気持ちが込み上げて、自分の唇で圭吾さんの下唇を挟み軽く吸って唇を離す)
ふふ、甘えてもいいよって言う圭吾さんの言葉を鵜呑みにして、もっともっとーって我儘になりそうです。
あ、そうでした。危ない、忘れるところだった…
ちゃんと持ってきましたか?
今すぐ出してください。