(紗友の身体を抱き寄せながら)
ごめん。でも、俺だって紗友といるとスイッチ入っちゃうんだからしょうがないでしょ?
紗友ちゃんが可愛すぎるのが悪いんだから、ちゃんと責任取ってくれないと。
(今度は横を向いた紗友の頬にキスを連続して重ねていき)
いいよ、一人でするならいくらでもして。
でも、俺以外のことは絶対考えないって約束してね。
どうしても飽きたなら、クマやウサギやラッコまでなら許すけど。
(幸せそうに紗友の髪に手を置くと、動物に触るように優しく撫でながら)
大丈夫だよ。冬眠なんだから疲れたらいくらでも寝ればいいんだって。
俺だってそんなに身体持つわけないんだし…でも、紗友ならギリギリまで寝るの拒否して続けちゃいそう。
(紗友のご機嫌を窺うように顔を覗き込んで)
ありがとう。でも、俺は紗友がそうやって気にかけてくれるだけで幸せだから。
(我慢できずにまた唇にチュッとしてから)
また明日から紗友と離れ離れになっちゃうから、いっぱい俺の跡つけておかないとね。
紗友は俺のモノなんだからね?忘れないでよ。
(手探りで床に置いたバッグを引き寄せて)
そうなんだ。だったら、クッキー一枚でも大丈夫かもしれないね。
(そのバッグを持ち上げてから、中を開け)
うん。あれだと簡単だから忙しいときは本当に便利。
レーズンもいいよね。俺はレーズン大好きだけど、紗友も好き?
(黒い円形のモノを取り出すと)
これ。紗友のために持ってきたんだ。俺のモノって証明にここで着けてくれる?
(紗友にレザーのチョーカーを手渡す)