(紗友と視線を合わせたくなくて斜め下を見ながら)
女王様っていうのは、もっと優しくて男を守る強さを持ってる人を言うんであって、可愛がるのは違うと思うけどなあ…。
(どうも納得できない感じでゴネていると、視界にカメラを構える紗友が飛び込んできて)
ちょっと待った!そんな話は聞いていないから。
何が恥ずかしくて言葉を濁してるだよ。
ノリノリで見てるとしか思えないんだけど。
(顔を真っ赤にして、紗友に怒りの表情を向けてから)
もう好きにすればいいさ。そんな写真、誰も興味なんて持たないし、どうにでもすれば?
(紗友の好きなようにさせて、撮影が終わると服を着ようと背を向きかけるが)
ちょっ…もう終わったんじゃないの?
(近づいてきた紗友に抱きしめられ、あっという間に無抵抗な気持ちにされてしまい)
そ…それは…。
(紗友の問いかけに素直に自分の気持ちが漏れてしまいそうになるのを何とか食い止めるけど)
ん?続き…?
(記憶の片隅に忘れかけていたあのときの思い出が紗友の唇によって思い出さられ)
い…いいよ。そんなことされなくても俺はもっと気持ちいいこと知ってるから。
(顔を真っ赤にしながら、目を閉じて何とか誘惑に負けじと気持ちを落ち着かせようとする)