>>467
(薄手のコートに千鳥格子のストールを羽織って、翔真くんの横に並び)
(コートの大きなポケットから小さなペットボトルを取り出すと、翔真くんの頬に軽く当てる)
大丈夫ー。ホットのココア買ってきてたの。あげる。

(リードされるように歩みをすすめると、柔らかな光の中で優しい暖色の紅葉が目に入り)
わあ……綺麗。
紅葉も銀杏もあるね。すごーい。

なんで色変わるんだろうね。不思議。でも、綺麗だから理由なんて何でもいいかも。
(目を輝かせながら、キラキラとした景色をしばらく見つめる)
(自然とため息を漏らすと、翔真くんの方を向いて)
あのね、連れてきてくれてありがとうっ。
翔真くんはね、いつも紗友に綺麗なの見せてくれるなーって思ったあ。