そんな…買い被りすぎですよ、圭吾さん。
(圭吾さんの甘い言葉に頬が緩んで俯くと、ふわっと両腕と圭吾さんの香りに包まれて)
(背中にぬくもりを感じると熱いくらいにそこに体温が集中して)
うん。私も同じこと思ってた。
やっぱり感じること、同じなんだね。
(頬と頬が触れ合うと背中だけではなく、じんっとそこも熱くなるのを感じて)
圭吾さん、あの…
(どきどきと心臓が高鳴る音が感じ取られてしまいそうになると、はっとして咄嗟に圭吾さんの方を向くが、顔が近くて思わず言葉に詰まり)
え、っと…
やっぱり圭吾さんとこうやってくっついていると、その、ずっとどきどきして胸が苦しいです。
(じっと見つめる瞳から目が泳いでしまい恥ずかしそうに俯いて)