(真っ暗な森に囲まれたコテージの入口に向かって紗友と並んで歩きながら)
大丈夫、寒くない?こういう所だから、街中より寒いのは覚悟してたけど、思っていたよりも寒いね。

(白い息を吐きながら、身体を寄せ合い、そこを通り過ぎて庭に向かうと)
紗友、ここ。もうすぐ暖かくなるからね。

(山積みになった落ち葉に火をつけ、少しずつ火が燃え盛ってくるのを眺め)
どう?聞くの忘れてたけど、紗友は初焚き火なんだっけ?

(火の熱が顔に伝わってくる位までになると、心地よさそうに手をかざして)
サプライズにするつもりだったけど、ちゃんと中にお芋も入ってるからね。
(楽しそうな顔を紗友に向ける)