>>717
(火は勢いを増し、顔が火照る位まで身体は暖まってきて)
へえ。幼稚園のときに芋掘りした記憶はあるけど、焚き火まではないなあ。
でも、今は禁止されてる場所が多いんでしょ?
子供も絶対に喜ぶのにもったいないよね。

(燃え盛る炎をじっと眺めながら)
うん。男なんだからそれ位は任せといて。
それに紗友に火傷なんてさせられないからね。

(少しずつ火が弱まってくると枯れ枝を拾い上げて)
うんうん。キャンプファイヤーなんて寝るのが惜しくなる位にずっーと見てたくなるよね。

(落ち葉を掻き分けながら、アルミに包まれた芋を探し出すと、それをこちらに転がり寄せ)
そろそろ大丈夫なんじゃないかな?

(軍手をはめてそれを拾い上げて中を開けると、いい具合に焼かれた薄紫の芋に表情がほころび)
はい、紗友。まだ熱いと思うから気をつけて食べてね。
(その芋を二つに割ると、ほのかに湯気があがる一つを紗友の口元へと近づける)