ふぁああっっ…!
イッてますぅ……お兄様の、精液…注がれながらあっ…あぁあぁ…!!

(絶頂に果てながら胎内の隙間全て男の精液で満たされる快楽に溺れながらふわふわとした充足感に
虚無と幻影しか映してなかった瞳が見開かれ自身を抱く男の瞳を見上げながらぼろぼろと涙が流れて)

愛してくれて……
ありがとう……

(掠れた喉から小さくそう呟くと意識を手放し半身が繋がったまま男の胸に顔を埋め
懐中時計を握りしめたまま浅い呼吸を繰り返し数ヶ月ぶりに深い眠りについた)



(それからその夜を境にトンネルの没落令嬢の姿はなく
暫く経ったあとには軍人の青年の隣にお腹の膨れた赤毛の女性が幸せそうに歩いているのを見かけるようになったらしい)



【長い時間のお相手ありがとうございました。
とても濃密な時間を過ごせてこの後の展開の想像が楽しめるストーリーをありがとうございました。
また機会がありましたら一緒に楽しめることを期待しております、今夜はありがとうございました。
睡魔が限界なのでお先に失礼します】