逢魔時の裏通り
ビル街の谷間、喧騒から遮断されたその空間に入り込むとモラルや善悪の判断すら鈍ると噂されていて…

煉瓦の壁を背にし、人待ち顔で佇む少女
白いワンピースからは瑞々しい手足が伸び、幼さを残す顔貌には相応しくないリップが薄い唇を彩り花びらが散ったように揺らめく

人影が近づくと少女の瞳がぱっと輝く
「おじさま…待ってたよ…」
腕にしがみつき甘い声で囁く

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