おじさんを待ってたのかい、嬉しいねえ。
(とは言うが、この少女とは面識はないはずだ。幾度かこの裏通りで少女を買ったが、この子とは初対面だったはず)
そうだね、誰にもジャマされないところに行こうか。
(組まれた腕を引っ張られ、急かされるように歩き出す。この先にあるいくつかのホテルを頭に浮かべながら)

(だが、意に反して到着したのは路地裏の行き止まり、街灯も遠い位置にあり、真っ暗ではないがかなり薄暗い)
いいけど、キミこそここでいいの? お風呂やベッドのあるところじゃなくていいの?
(レンガの壁にもたれかかる少女に、そっと覆いかぶさるように立つ。自分の胸ほどまでの身長の少女。首には証のチョーカーがあり)

始める前に、お金を渡しておかなきゃ。これで、足りるかい?
(ポケットから無造作に札を取り出し、少女の前へ。乱暴に掴んでいる金は、高額紙幣5枚以上と見て取れて)