ナイトガウンを羽織った、うら若き愛娘。部屋の空気が甘くかぐわしいものに変わったような気がして、
心臓が勝手にランニングを始めた)
うん、待ってたよ。今夜も、ね。
(ベッド脇まで美沙を招き寄せ、録画スイッチを押そうとした時、美沙が不自然にソワソワしていることに
気づく。毎晩のように行われる、愛の行為。美沙も嫌がらないし慣れているはず。ではなぜ?)
どうしたんだい、美沙? 緊張、してる?
(そっと髪をなでてあげ、緊張をほぐそうとする。でも美沙の口から「赤ちゃん」の言葉が出て、手が
止まってしまい)
あか、ちゃん・・・?
(私は心から美沙を愛してるし、これまでの行為を後悔したことはない。だが、明確に子作りすることは
話が違ってくる。まだ中学1年の美沙が妊娠したらどうなるか、周囲は誰を疑うか、その結果二人はどうなるか。
火を見るよりも明らかだ。だからこそ、今までは避妊薬をジュースに混ぜるなどして飲ませ、妊娠は
回避してきた。しかし、美沙から直接言われてしまい)
(ガウンを脱ぎ、幼い肢体をあらわにする娘。二次性徴の形跡はみられるものの、年齢としては幼い身体。
排卵日検査のキットには、妊娠可能を示すラインがくっきり浮き上がっていて)
分かった、本当にいいんだね? 今までは妊娠しないよう気を使っていたけど、妊娠したらお父さんに
一生従うことになる。それこそ奴隷のように。繰り返すよ、本当にいいんだね?
(ここにはないが、書斎には美沙のための性行為後用緊急避妊薬がある。それを飲ませることも考えながら)