紗友さんへ
朝はありがとうございました。
でも、最後は意地悪じゃなくて、なりきってくれたほうがカワイイと思ってしてもらっただけです。
本当ならば、服を着ているのも不自然なので脱がせようかと考えましたが、それをしなかっただけでも、すごく優しいと感謝してもらいたいぐらいです。
そうでしたか。だったら、どんなときでも愛想よくの訓練もしないといけませんね。
これからはわざと意地悪するかもしれませんけど、これも訓練だと思って全部愛想よく応対してください。
すみません。教育ではかなり不満だったみたいですね。
だから、そうやって拗ねて思ってもいないことを言って、わざと誘導しようとしているんですよね？
ちゃんと徹底的に調教すると約束しますんで、どうか機嫌を直してください。
いいですよ。こちらも恥ずかしくないですから。
そうですよね。それでこそ、クールでカッコいい女性です。
もちろん約束を必ず守るのも、クールでカッコいい女性なら当たり前のことですから、忘れないでください。
そうかもしれません。これからは警戒しないでいいように、先手を打つことにします。
それか紗友さんを完全服従させてしまうか。どちらがいいと思います？
紗友さんが自分で意外とと言っているように、これはリスクが高すぎて条件が良くないように思えます。
ですので、お断りしますね。紗友さんが何かおいしい条件を出してくれるなら考えますけど。
そうなんですけれど、今日も褒めようかと思ってたら、紗友さんがアピールしてくれないので、できませんでした。
次回からは、もっと服や髪型をアピールしてくれるとありがたいかも。
紗友さんには僕のことだけ考えてほしいので、できたら僕が選んだ物をたくさん着てほしいですけど、
あまりそういうことをすると嫌われそうなので、僕が選ぶのと二人で選ぶのと二種類にしましょうか？
それで、ふたりきりのときは必ず僕が選んだのを着てください。
悪用なんてしてないですよ。紗友さんこそ、そうやって上手く引っかかったからといって、わざとらしい言い訳はしないでください。
こうなったら、無理やりいっぱい言わせまくって、紗友さんを満足させるしかありませんね。