(紗友と手を繋いだまま仲良く並んで立ちながら)
こちらこそこんばんは。
ん?何か警戒することなんてあったっけ?
(紗友のこちらを探るような顔を受け、こちらも少し警戒心を強めて)
そっか。俺は全く覚えてないけど、紗友ははっきり覚えているんだよね。
紗友は俺が覚えたと信じて喜んでたけど、あれはカマかけただけだから。
紗友こそやっぱりちゃんと覚えてたんだね。
本当はすっごく恥ずかしかったなんて言われると、余計に気になるんだけどなあ。
(両手を塞がれると、さらに緊張感も高まり)
ん?紗友が主導権って、紗友が自分からすごく恥ずかしいことを俺に見せてくれるの?
(何とか紗友のペースにならないように、楽しそうな紗友に負けじとこちらも余裕そうな顔で)
ふーん。それはいいけど、どんな風に迫るの?
紗友が恥ずかしい姿を晒しながら、もっと恥ずかしくしてくださいって言うの?
(手を引っ張られて前のめりになり、同じ目線の高さで挑発的な紗友の顔にこちらも挑発的な笑みを浮かべる)