だから、俺がお仕置きされるようなことは一切してないから…。

(仰向けで腰の上に跨っている紗友を見上げると、さらにその圧迫感に紗友に逆らう気持ちは萎えてきて)
わ…分かりました。それでは…おし…お仕置きをお願い致します。

(頭の中では言ってはいけないと思っていても、すっかり負けてしまった心に流され、屈辱的な一言が口からこぼれ)
くっ…。
(Tシャツの胸元からチラチラ覗く谷間が目に入っても何も感じず、顔に当たる紗友の髪に少しイライラしながら、横を向いて目を逸らし、取り返しのつかないことを言った悔しさに唇を噛みしめる)