>>379
(紗友が差し伸ばしている手の下から手を添えて、リングを慎重に右手の薬指に合わせながら)
にやけてくれるのは嬉しいけど、指も一緒に動いちゃってるから、少しだけ我慢してくれる?

(真剣な眼差しで指に嵌めて、その時を慈しむかのようにゆっくりと根元まで収めると)
うん。俺の大事な証だから大切にして。
これだけじゃ足りないなら、イニシャル入りの首輪も用意したりするけど。

(緊張から解放されたことで、ようやく笑みを浮かべて紗友を見ながら)
それじゃお願い。
(こちらも右手を差し出すと、再び、緊張で表情が少し強張りながら、紗友をじっと見つめ続ける)