あ。ふふ、ごめんなさい。我慢する。
(指摘されると恥ずかしそうに笑って、今度こそじっと手を委ねて)
ん……足らなくないです。
でも、その……なんでもないっ。
(薬指に輝く指輪を嬉しそうに見つめると、小さく首を振って満足なことを伝え)
(首輪に少し反応してしまいそうになるけど、ごまかす)
うん。任せてね。
(翔真くんの右手を下から支えるように左手で持つと、右手でリングを同じ指にゆっくりと滑らせる)
(そのまま手を絡めてお揃いの指輪が触れ合うのを見つめると、翔真くんの指先にそっとキスして)
ありがとう。大事にします。
っ……ね、入ろう?
もう遅いし、すぐベッド行くでしょ?
(自分の行為に恥ずかしくなると、手を繋いだまま先にドアを開けて)