(部屋に入って隣の紗友の顔をじっと覗き込むと、指先で首をなぞなれて身体をビクッと竦めて)
わっ…びっくりした。
こら!せっかくいいムードにしようとしてたのに。
(イタズラした紗友を少し大袈裟に怒るフリをしながら、そのまま抱きしめて)
うん、ただいま。紗友の身体も冷たくなってるから、すぐに暖めなきゃね。
(紗友の指の先にある布団をチラッと見て)
暖かそうだね。電気毛布だからここにいるより中に入っちゃったほうがいいのかな?
中入ると眠くなりそうで怖いから、まだ紗友と話してたいし、すごく迷うけど…。
(紗友を抱いたまま布団へとゆっくり歩いていき、毛布をめくって)
うん。俺も明日乗り切るパワー欲しかったから逢えて嬉しいよ。
わー、やっぱり暖かい。
こうなったら思い切って入っちゃえ。
(手を伸ばして電気毛布で暖まった布団に触れると我慢できなくなり、紗友と一緒に寝転んで毛布をかぶる)