ふふふ。はーい。
紗友が先に起きたら、抱っこで連れ出してあげることはできないけど、ちゃんと翔真くんのこと起こすから安心してね。
(体に回された翔真くんの腕の重みも心地よくて、笑顔で見つめながら囁く)
んっ……は、…もう、だめなのに。
明日の前に、今日力抜けてくたくたになっちゃう。
(お返しのキスに少しずつ目がとろんとしてきて、体の奥が熱くなりはじめると困ったように目を伏せ)
っ、たまには…負けてもいいと思うけれど?
(耳元で響く声にぞくっとすると、責めるような視線を向けて呟く)
あっ、んー……もう、ばか。
(翔真くんの唇が肌に触れる度にびくっと体を震わせて、小さな声で抗議し)
…でも、紗友が力の源なら翔真くん、紗友なしじゃだめになっちゃうね。定期的に補給してね?
(キスの刺激をなんとか乗り切ると、落ち着かせるよう深呼吸をして)
(反撃しようと、自分からも近付いて翔真くんの耳にささやき返すと、耳朶を甘噛みするように唇で食む)