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結子の名を何度も口にする舞衣ちゃんの言葉が矢の如く胸に刺さり頭の中がぐらりと重く揺れた。
頭に血が昇り詰めると目の前は真っ暗になり、次の瞬間には、僕は舞衣ちゃんの腹に馬乗りになっていた。

『しつこい女だな…,』
結子の名前を何度も口にする舞衣ちゃんに怒りを覚えたのか、あるいは、愛していながらも結子に憎しみを抱いていたのか
怒りで声が震える。
『…忠告したはずだよ…。大人をからかうんじゃないって。』

次の瞬間には徐にワンピースの袖口を両手で掴み、引き千切るように青い生地をビリビリと引き裂いだ。

引き裂かれた生地から覗いた女性らしい下着。下着に寄せられた谷間こそ出来ているが、力任せに下着を上にずらせば、平らともいえる小さな乳房が乳首だけ主張させている。

『……まだ子供くせにこんな色気付いた下着を付けて。僕を誘惑してどうするつもりだ?あ?』 

さらに動きを封じるように舞衣ちゃんの胸の中心に手をあて、床に押し付けるよう力強く抑え込みながら破れたワンピースの裾の中に手を入れ下着を引きずりおろし、脚を掴み上げ強引に股を開かせた。

抑え込んだまま、脚の間に割入り、ズボンのベルトの金具を外しながら額が重なりそうになるほど顔を近寄せ、瞳を見据え
『…君はいけない子だね。…大人をからかうとどうなるか教えてやらないといけない。』

まだ幼い、恐らくまだ男を知らない性器に硬くあてがい、
『なあ? 結子…』
舞衣ちゃんに向け結子の名を口にした。

何故結子の名前を口にしたのかは分からない。
容姿も年齢も異なる舞衣ちゃんに結子を見ていたのか、舞衣ちゃんの言うように結子の身代わりにしようとしているのか
いずれにせよ、憎しみがこもり、正気を失いかけているのは確かだった。