葵、こんばんは

年明けてもずっと忙しいままで、きっと今でも頑張ってるんだろうな。でもさ、無理し過ぎてないかな、ってちょっと心配してる。

こっちはさ、大雪もあったけど一冬通してみたら積もってる期間も短くて比較的マシだったかも。
忙しいのは毎年のことなんだけど、まあ、厄介事に巻き込まれながら慌ただしく過ごしてるよ。
ただ、ふとした時に空見上げると、ぽっかり胸に穴が空いた気分になったり、ね、

葵と一緒にいた半年間、くれた伝言が頬を緩めてみたり、葵の笑顔が見たくて頑張ってみたり、ずっと葵のことを考えながら日々過ごしてたな。
二人で笑い合ってた時が言い表せないくらい、嬉しい時間だった。
今日、葵が好きって教えてくれた曲が聞きたくなってさ、そしたら、いつも一生懸命で、それでも明るくて優しくて、どんな表情も眩しくて、俺には勿体ない素敵な彼女だったなって改めて思ったよ。

できたらもうひとつの季節を一緒に過ごしたかったけど、今まで一緒に過ごしてくれたこと、本当にありがとう。
俺は葵のことが大好きでした。

これが最後の
おやすみ、葵。じゃあね。