副社長……っ…。
(普段の自分の頑張りを認める言葉に泣きそうになるのを堪えて)
……そう、ですよね。
副社長には、迷惑をかけられません。大人しく、会社を辞めるしか……。
(改めて諭されるともう粘ることはできないと察して、辞職の決意を固める)
(思いがけない提案に顔を上げると、信じられないような表情で見つめ)
そんな……それは、私にとっては…ありがたいお話ですが。
副社長は良いのですか…?
副社長さえ、良いのであれば…是非、お願いしたいです。
ですが……私は何をしたらよろしいですか?
私が差し出せるもので、副社長にご満足いただけるものがあるかどうか…。
後から契約なしなんて…言わないですよね。
(祈るように手を握り、弱々しく縋るように見上げる)