(紗友の笑顔がさっきよりも怖くなったような気がして、反射的に視線を逸らすと)
それはどうかなあ。俺がしたいことで、紗友がされたいことならそうだけど…。
(何とかこの場を逃れようと思案しながら)
へ?俺の?そんなの誰にも需要がないから…。
(予想もしていなかった言葉に思わず声を上擦らせ)
そっ…そんなサイトあるわけないって。それに心の準備なんて絶対ありえないから、そのことは忘れよう?
(冷や汗をたらりと流しながら、ご機嫌を窺うように愛想笑いをまた浮かべ)
ねっ、紗友?ほら、いつもの可愛い紗友に早く戻ろうよ。
(ジリジリと詰め寄ってくる姿に圧され、壁際まで追いやられると)
どんな動画を撮るつもりなの?普通の動画なら別にいいけど…。
(紗友の両手に挟まれ、圧迫感に耐えきれず、何とか妥協点を引き出そうとし始める)