(繋がれた手の指先で翔真くんの手の甲を撫でながら着いていき)
お疲れさまです。
今日はまだ元気だよー。明日明後日が少しバタバタ予定です。
月初はやることいっぱいなの。でも、がんばってくるね。
嬉しいです。夜の海と月って幻想的だよね。
(促されるままに窓から海を眺めると、月の光が静かに輝いて、思わず見惚れる)
クジラ?すごーい!
うん。夜だからクジラさんも寝てるのかもだね。
(少しの間、一緒に探してみるけど見つからなくて笑って)
んっ……もう。そんなことしたら、一瞬で翔真くんのことしか考えられなくなっちゃうよ?
(不意打ちのキスに恥ずかしさをごまかすように責めるような口ぶりで)
(それでも緩む口元は隠しきれなくて、自分から背伸びするとお返しのキスを)
ふふ。これで翔真くんも私のことだけ考えてくれる?