(紗友を抱きしめて、身体を軽く横に揺らしながら)
紗友がいる限り、そんなことはしないから安心して。
(うっとりと目を閉じて幸せそうに紗友の言葉に耳を傾けてから)
そうだね。紗友といるとそう思っちゃう。
せめて会える日の次の日はいくらでも残業するから午後出勤にできればいいのにと思っちゃう。
(やっぱり紗友の顔が見たくなって、身体を引いて紅く染まっている紗友の頬を両手で挟み、こちらに向けると)
うん。でも、結局は紗友しか目に入らなくなっちゃうんだろうけど。
そう。俺も甘やかしながら紗友に癒やされたいモードだから。
(紗友の言葉に頬から手を引いて)
いいけど…返事は内容聞いてからでもいい?
(突然の提案に不意を喰らい、紗友が顔を埋めて来ても気もそぞろで、少し身構えながら声を震わせて答える)