>>211
(紗友さんを自分の腕の中に収めると、幸せそうな笑みを浮かべて目を閉じ)
どうします?紗友さんが意地悪してほしいモードなのか甘えないモードなのかでその選択肢は変わります。
どうしても意地悪したいモードならば、それも加えてもいいですけど。

(一回手を緩めて、もう一度強く抱きしめることで、その幸せを噛みしめながら)
そんなことありませんよ。僕が紗友さんにあげられた幸せなんて、もらったものに比べたらちっぽけなもんです。
だから、いっぱいいっぱいありがとうって言わせてください。

(いつもなら恥ずかしいけど、想っていることが素直に口から出てきて)
……!?

(しばしの間、紗友さんとこの時間を黙って分かち合おうと思っていると、思ってもいなかった不意のキスと言葉に目を見開いて)
紗友さん…。ありがとうございます。
そんなこと言ってくれたら、今日一日中ずっとありがとうを言っても足らなくなってしまうので、代わりにこのひと言でいいですか?

(嬉しさと照れのあまり、顔を真っ赤にしながら)
僕も紗友さんが好きです。
(膝を曲げて、紗友さんから少し離れてから、目線を同じ高さに合わせると、両手で紗友さんの顔を包んでから、ゆっくり顔を近づけて唇を重ねていく)