>>294
【ありがとうございます。中途半端になっちゃうとは思いますが、よろしくお願いします。】


(男性がぐっと近付くと緊張から少し身構えて、更に有力な情報に目を輝かせる)
本当?すごい。
もう…こんなことなら早く貴方と知り合えば良かった。

そうなのね。
でも、私はちゃんと正解を選べたってことでしょ?前置きは良いから早く教えて?
(街の内情を語る男性に適当に相槌を打ちながら、立ち上がり離れる姿を目で追いかけて)
(少しずつ大人ぶった話し方も崩れると、答えを急かす)

なっ………そう。そこまで知ってるなら、なおさら協力してくれたらいいじゃない。
この依頼さえ出来たら、私はまだ探偵業を続けられるの。
貴方だってお金貰えるんだから、損はないはずでしょう?
(突然の言葉に一瞬戸惑うも開き直ると、強い視線を向けて)
(ふんぞり返るように足を組むと頬杖をついて、ゆるく巻かれた髪を弄りながら首を傾げる)

百万……。たしかに今はないけど…でもっ。
(家出さえしなければ、痛くもない額のお金も現状では全く用意できないもので)
(後払いを言おうにも先手を打って拒否されれば、取り付く島もない)

待って、待ってよ。
お金以外で代わりになるもの渡せばいいってことでしょ?
(店じまいを進めるマスターに駆け寄ると服を掴んで引き止めて)

現金自体は今はないけれど、私が持っているもので…貴方に役立つものがきっとあるわ。
それならいいでしょう?情報と交換できる何かをあげるの。
貴方の知ってる通り、私元々は色んな世界にコネだってあるんだから。
(家に帰りたくない一心でなんとか相手の気を引ける交渉材料を探そうとする)