もう。今日は本当の甘やかしデーの日のつもりだったのになあ。
(くすくすと笑いながら怪しむ翔真くんの声を聞いて)
えー?最後のも、本当のだよ?
恥ずかしいから内緒にしてたけどね、ご奉仕好きなの。
(顔を見られない安心感からいつもより大胆なことも言えて、余裕そうに言葉を続ける)
えっ、と……まって。それ、ずるい。覚えてたのか、たまたまか分かんないけど……。
(不意打ちの返答に真っ赤になると、思わず動きが止まって)
(翔真くんがこちらを向けば、隠しようもないくらい赤くなった顔で目をそらす)
……うん。何でも、するよ。
っ、……じゃあ、これ。赤いの。
ちなみにですけど、翔真くんはペットは犬派?猫派?
(首輪を自分で選ばされる行為は、ただ着けるより恥ずかしい気がして)
(赤い首輪を手に取ると、翔真くんの視線から逃げるように体を横に向けた状態になり)
(ベルトを外したそれを首に回して、少し緩めに着けながらたずねる)