ああ、こうやって葵の好きなものが俺の好きなものへと上書きされていく。そして俺はどんどん洗脳されて葵から余計離れられなくなっていく、そんな算段なのですね?w
うん。葵からも金木犀の匂い。
(甘い香りが漂う秋の夜風に包まれたまま、ふんわりとした雰囲気で柔らかなキスを重ねて)
目を閉じるとさ、この匂いと葵に触れてる心地よさで、すっごく落ち着く気がする。
胸はいつもと同じでドキドキはしてるんだけどさ。
(ゆっくりと唇を離して抱擁をほどき、手を繋ぎ直してまた歩き出して)
やっぱりさ、葵といるとどんなときでも幸せ。
さて…と、散歩も楽しんだし、そろそろ部屋に戻ろうか。