(倉庫内に紛れ込んできた猫の首元をひょいと掴み上げ、つづけて紛れ込んできた制服姿の女子高生を物影から静かに見やる)
…へえ、かわいい顔してるじゃん
(クチャクチャとガムを噛みながら猫に話しかけ)
お前のお陰で今日の相手が見つかった
ほれ、お前はどっかに行ってろ
(倉庫の窓から猫を外に放り投げ、猫を探す少女の背後に靴の裏を引きずりながら忍び寄り、何気ない声で少女に声をかける)
彼女、何してんの?