あっ……ん、はい。キス…だけ。いいです。いっぱいする…もん。
(手を取られるのは予想してなくて、ドキッとして)
(少しずつ移動する唇に徐々に話す言葉に力がなくなってきて、弱々しく視線をそらす)
や、あっ……ね、翔真くん、これ…だめかも。すごい……その、恥ずかしいし、ドキドキしちゃうから。
(じわじわと責めるようなキスに思わず腰をひいて逃げ出そうとするけど、ベッドの上では叶わなくて)
……帰っちゃ、やだ。火つけてくれた、お礼したいから……ね?
(意地悪な発言に縋るような甘えた声になる)
ううん。そのバイトはただのネットカフェで、マッサージはしてなかったけど……
あ、肩こりのこと…覚えてくれてたんだ。嬉しいです。
跡?……っ!ん、や…ぁ。
(普通の話に声のトーンを戻しかけて、気になる言葉を復唱していると)
(肩に鈍い痛みと疼きを覚えて、ゾクッとした感覚に思わず喘ぎ、そんな自分に困惑して目をそらす)