(まるで遊園地に行くような子供のように楽しそうに走りながら、この前来た部屋のドアの前で止まると)
はぁはぁ…。すっかり息が上がったちゃった。
早く紗友とふたりきりになりたいから走っちゃったけど、普通に歩いてもよかったか。

(一度大きく深呼吸してから真顔で紗友を見て)
それでは、お嬢様。中にお入りくださいませ。
(ドアを開けながら、深く一礼する)