玄関までつながってる石畳は庭にもつながっていて、そっちもなかなか風情がある。
俺は少しだけ目を細めた)
まゆりちゃん…、いや、本名は真由香だっけ、ボクにも本名教えてくれなかったなんて、
キミはなんてズルいんだ・・・。
(ポケットから一枚の紙を取り出す。もう10年近く前のアダルトDVDのジャケットだ。
そこには、清楚な女性が卑猥な衣装をまとって微笑んでいる。タイトルは「お嬢様
女子大生まゆり、お父さまにナイショで執事たちとご乱交」だ。ジャケットの裏面には
男たちに囲まれてるまゆり…真由香が映ってて)
…おっと、回想はもう必要ないか。
(今の服装は某大手宅配便の制服。運送業に似合わない痩せっぽちであることを除けば
普通の業者に見えるはず。あとは…)
ごめんください、○○運輸の宅配便ですが。
(家のチャイムを鳴らし、目的の人が出てくるのを待つ。もうすぐだ、もうすぐ、あの
まゆりちゃんが出てくる。そうしたら、隠してあるロープで縛って…)
…と!
(慌てて頭を振り、今に集中。本人が出てくるのを待って)
【こんな感じでいかがでしょうか? あらためて、お願いします】