(部屋に入り、紗友と見つめあいながら)
こちらこそこんばんは。
そうだったんだ。俺はすっかりお腹すいたから、この部屋に連れてこられたのかと思ってたんだけど。
(勘違いに気づき苦笑いを浮かべてから)
うん。眠いのは大丈夫だけど、年末まで帰りが遅くなる日が続きそう。
先に言っとくけど、そのせいでしばらくは会える日が減っちゃうかも。ごめんね。
(頬に添えられた紗友の手を自分の手で包み込むと)
紗友も忙しかったりしたら無理しないでね。
俺のだーいじな宝物なんだから。
(その手の甲に唇をあててから)
了解。でも、その補給はベッドじゃなくてもできる補給だよね。
(ベッドへ引っ張ろうとする紗友の手を引っ張り返すと)
たまには補給中の自分の顔を見てみるってのはどう?
(洗面所に無理やり連れて行って)
ほら。顔は鏡から目を離さないようにして、洗面台に手を着いてこっちにお尻突きだす。
補給したいんでしょ?まさかイヤとは言わないよね?
(手を離してから紗友の目をじっと見つめる)